sakaT’s diary

不登校生徒が増えてきました。フリースクールが人気だとか・・・。学校は生徒にとってつまらないところ。うざいところ。・・・なのでしょうね。

316《誰かが何かをすれば周りも変わる》

 主人公は、東京の中学校の校長を務めていた。赴任したときは驚いた。授業中に生徒が廊下をうろうろし、空いた部屋にたむろし、喫煙、飲食をしている者がいた。散らかったゴミ、下品な落書き、がさつな雰囲気、どこから手をつけて良いか分からない。ゴミを拾っていると「校長、こっちにもゴミがあるぞ」と生徒が言う。「自分で拾え」としかると「うるせぇ、関係ねえや」とゴミを蹴飛ばす・・・。ノイローゼ気味になった校長は、自分を見つめ直す宿泊研修に参加する。最初は、もっぱら様々な人へのわびと反省の気持ちが高まった。自責の念を超えるのに時間がかかった。研修の後半、気持ちが高揚した後、楽で穏やかな心境になり、人から学ばせてもらっていることへの感謝に満たされた・・・。
 研修が終わり、2学期。学校は相変わらずだった。ゴミを拾っていたら、また「つっぱり」の生徒が寄ってきた。「こっちにもゴミがあるぜ」。思わず「ありがとう」と言った。
 「汚ねえな、この学校は」と生徒。「そうだね。汚いね」と校長。「ほんとだよな」と、生徒がゴミを拾ってバケツに入れる。更に彼の案内で特にゴミの多いところを見つけ、二人で集めた。
 学校の様子が次第に変わった。生徒が変わったと思ったが、変わったのは自分の気持ちであり、それを生徒がどう受け止めるかが変わったのだと気付いた。
 人がやるのではなく、自分が率先して何かをやってみる。ほんの小さなことでもあきらめずにやってみる。周りできっと何かが変わるはず。

天声人語より

柳 七穂さん
 誰かが何かをすると変わる・・・・。本当だろうか。
 私は小学校の時、学童へ行っていた。女の先生がいる。50歳くらいの先生。何年もいたベテラン先生。先生は怒ると怖い。私は気がついた。「先生、最近怒りっぱなしだな」と思った。どうしたのだろう。
 ある日、先生は物を落とした。私は拾ってあげた。そしたら先生は「ありがとう」とすごく笑顔で言った。

 それから先生は、あまり怒らなくなった。私が物を拾っただけで人は変わった。正直、驚いた。そんな小さな思いやりで、人の心が変わる。

 私は考えた。あいさつをすると、人の心は明るくなる。そう思った。あいさつをされた相手は嬉しいと思うし、気分がさっぱりするんじゃないか・・・・。
 話は変わるけど、人を殺す人がいる。どんな思いで殺しているのか。きっともやもややむかついていたり、人を憎んでいると思う。その人は心が荒れている。
 この世の中、人のことを考える人、思いやりある人は少ないと思う。そういう人が少ないから人を殺すようになってしまうんだと思う。もし、この世の中で思いやりの心を全員持っていたら、人を殺すような人はなかったと思う

心がけで変わること 原嶋はあとさん
 私は、道徳の文章を読んで感じたことは、ただ「懐かしい」と思いました。理由は、小学校の卒業する1ヶ月くらい前から始めたゴミ拾いのことを思い出したからです。このとき、卒業生全員で人のためになることをそれぞれ考えてしてました。私はゴミ拾いを中心に活動しました。その結果、始める前と後では明らかに教室に落ちているゴミの量が変わりました。そのことがすごく嬉しくて、放課後になると必死にゴミを集めました。でも、中学生なってから、全然ゴミを拾っていません。だから文章を読んだときに「懐かしい」と感じたのだと思います。これからは「懐かしい」ではなく、「やっている」「頑張っている」にかえていきたいと思います。そのことによって、教室の状態は絶対に変わると思います。でも、一つの教室が頑張ってゴミ拾いしただけでは、学校全体がよくなるとはあまり思いません。なので、ゴミ拾いは全校でしたほうがいいと思います。また、自分たちの教室の近くの廊下などもゴミを拾い、きれいにしていけたらいいなと思います。みんなが少しでも足下に目を向けていけたらいいと思います。そして、学校全体がきれいになったらいいと思います。いきなり100個200個は無理だと思うので、少しでもいいから全員がやるということが大切だと思います。
 そうして、みんなが努力してくれるだけで、きっと学校はきれいで明るくてとってもいい学校になると思います。なので全校で取り組んでいけたらいいなと私は思います。

一人一人の意識  田代遼子さん
「2年後、この学校は変わる」
 先生は言ったけど、私は信じられない。今出来ないのに、2年後までに出来るわけないじゃんか、なんて思ったりした。それに、変わったって私達は卒業するんだし、変わろうが変わらないがどうでもいいとか思いながら話を聞いた。
 だけど、今書きながら思った。私達一人一人の意識で学校が変わるなら、ちょっとだけやってみようか。卒業する前の思い出としてでもいいから、ちょっとだけ。ちょっとだけ学校を変えてみよう。ゴミを拾うだけ。1日1個拾うだけでも1ヶ月で約20。1年で260個以上もゴミが拾える。2人でやれば、1年で400個。3人なら600個拾える。学校全員で拾えばどうだろう。たくさんのゴミを拾うことができるだろう。
 一人一人の意識で、教室が、学校がきれになる。小さなことでも毎日続けられれば、学校が変わるかもしれない。
 だから私は、今日から1日1個以上ゴミを拾いたいと思う。そして、北中を少しでも変えていきたいと思う。

沼川西中学校1年1組学級通信  平成21年6月9日(火)№13

※生徒名、学校名は、実名ではありません。

 道徳の授業を通して、担任が思いを伝えると、素直に考え、自問自答する生徒達。これが中学1年生なのです。これを読んだ先生がいたら、発達段階について、今以上に興味を持っていただけるのではないでしょうか。中学生って、結構大人(理論的)なんですね

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平成26年度 クラスアルバム用写真から(目と鼻下を黒く塗ったわけではありません。この子達がこーゆーふーにして撮ったんです)