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sakaT’s diary

不登校生徒が増えてきました。フリースクールが人気だとか・・・。学校は生徒にとってつまらないところ。うざいところ。・・・なのでしょうね。

310《さっちゃんのまほうのて》

第17章 「道徳編」

  幼稚園に通うさっちゃんは、今度のおままごとで、絶対にお母さん役をしたいという。理由は、自分に妹か弟ができるから…。ところが、友達は大反対。なぜなら、さっちゃんの右手には、指が1つもないから。さっちゃんは、友達と大げんかをしてそのまま家に走り帰ってしまった。玄関を開けどうして指がないのか母親に詰め寄るさっちゃん。「しょうがくせいになったら、さっちゃんにゆび、みんなみたいにはえてくる?」母親は、さっちゃんを両手で優しくつつみながら辛い話を続ける。「さちこの手はね、小学生になっても今のままよ。ずっと今のままよ。でもね、これがさちこの大事な手なんだから。お母さんの大好きなさちこの大事な大事な手なんだから。お母さんの大好きな、さちこのかわいいかわいい手なんだから…」
 さっちゃんは次の日から幼稚園を休みました。おかあさんが声をかけても「いいの…」と言うだけ。
とうとう弟が生まれました。病院の帰り道。さっちゃんは、お父さんにぽつりと言いました。「おとうさん。さっちゃんも、おかあさんになれるかな。」お父さんはそんなさっちゃんに言います。「さちこは素敵なお母さんになれるぞ。誰にも負けないお母さんになれる。それにね。こうして、さちこと手をつないでいると、とっても不思議な力がやってきてお父さんの体一杯になるんだ。さちこの手はまるで魔法の手だね」次の日のこと。嫌なことを言った男の子が、心配してやってきたのです。恥ずかしそうに…。お母さん、お父さん、弟の誕生に友達の気持ちを知ったさっちゃんは、次の日から幼稚園に行きました。ジャングルジムに登り、心配する友達に言うのです。「へいき!だって、さっちゃんのては、まほうのてだもん!」
~「さっちゃんのまほうのて(先天性四肢障害児父母の会)」から~

佐々木俊太君
 今日、「さっちゃんのまほうのて」を読んで感動しました。なぜなら、自分がさっちゃんの手だったら、学校に行けないと思います。さっちゃんのことを見ている先生は優しいと思います。自分が先生だったら、さっちゃんの家に行って励ましてやれるでしょうか?
 小学生の時に「先生になろう」と思ったときがありました。今になって考えると、先生になってさっちゃんがいたらみんなと同じように接してあげられるでしょうか。体育で鉄棒の時にさっちゃんのことを考えてあげられるでしょうか。もし将来、小学校や中学校の先生になってさっちゃんみたいな子がいたら、その子のことを考えてあげられる先生になりたいです。

加部陶子さん
 私は「さっちゃんのまほうのて」を読んで思ったことがありました。それは、人の気持ちを考えなければいけないということです。さっちゃんは、右手の指が5本ありません。それで、「さっちゃんはお母さんになれないよ。だって手のないお母さんなんて変だよ」と言われて、私だったら…と考えると、とっても嫌なことです。私は、これから「もし自分だったら…」と考えて人の気持ちを考えていきたいと思います。

小谷 優さん
 私は「さっちゃんのまほうのて」を読んで、もし私のクラスにそういう子がいたら、私は助けてあげます。例えば、誰かがその子をいじめていたら私は「やめて」と言います
 先生がいじめの話をしてくれました。私は昔いじめているところを見たことがあります。私は勇気がなかったので、いじめを止めることができませんでした。でも今思うと、その時いじめを止めてあげたかったです。

緑山中学校1年A組学級通信  平成18年5月10日(水)№12

 ※生徒名、学校名は、実名ではありません。

「先生、修学旅行覚えていますか?」「ん?知らない。記憶にない」と言い張ったら、ニコニコしながら「そんなことはないでしょ!」と、西岡忠明先生。

 自分の前に机を構えているこの先生は、平成18年度、20年度に担任をした生徒です。西岡先生は続けます。

「そんなことないでしょ、先生!楽しそうに正座をさせたじゃないですか」(ニコニコ)

 この先生は、1年生の時にやった「さっちゃんのまほうのて」を覚えていました。

 これが道徳の授業なのだと思います。道徳的心情をいつまでも保ち続けられるような授業を一つでも多く行っていきたいと、改めて思うことができました。 

 ちなみに、西岡先生との会話の続きは・・・・。

「みんなワザと廊下に出て来てましたよね」「正座しようとわざわざ廊下に出てきた奴もいましたもんね!」「面白かったな~」

勿論、私は・・・。

「知らない!」ですけど。(^_-) 

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平成20年度の体育祭で、クラス旗を持つ西岡君