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sakaT’s diary

不登校生徒が増えてきました。フリースクールが人気だとか・・・。学校は生徒にとってつまらないところ。うざいところ。・・・なのでしょうね。

306《友だちから親友へ》

 「親友はつくっておかんといけんよ」と母に言われた。確かに小学生の時の自分は、みんなの輪に入れず、休み時間も一人で本ばかり読んでいた。どういう経緯かは忘れたが、とても明るい子と交換日記を始めた。その子の事が分かっていくたびに自分にとってのかけがえのない親友へと変わっていった。みんなに「あんた変わったわぁ」と言われるようになった。小学校の卒業文集に「3人のへんてこりんな親友」と書かれた。自分を親友と認めてくれる友だちが嬉しかった。「ありがとう」と心から言葉をかけたい。(道徳の副読本より)

【女子の感想文
 私はこの作文を読んで、まず感じたことは親友というのはとってもいいものなんだと思いました。私はたぶん親友と呼べる人はいないと思っています。まだ、ちゃんと言い合えたりできる人がいないからです。だから、この人の作文は、私にとってすごく参考になるものだと思いました。「たくさんありがとう」そんなことを言える。何でも言い合える。本当の親友を見つけたい。作りたい。私はそう思います。

【男子の感想文】
 中学生になり、桜井先生から「親友を作りなさい」と言われ、私は少し戸惑っていました。なぜ戸惑ったかというと、私はあまり積極的じゃないし、すぐ人に合わせてしまうところがあるからです。でも、この学校にはクラス替えがないし友だちも変わらなくて私にとって少しほっとできたのです。その反面、もしクラス替えがあったら、私はもっと積極的になれたのかなと思うときがあります。それでも、やっぱり今の友だちでよかったなと思いました。小学生の時、けんかを沢山したけど、中学生になってからは一度もけんかをしていないことに気づきました。この資料を読み、私もけんかをしたり、何でも言える親友が欲しいと思いました。もしも、高校生になり、今の友だちがいなくても積極的に話して、友だちができたらいいなと思いました。

緑山中学校1年A組学級通信  平成18年2月7日(火)№47

※生徒名、学校名は、実名ではありません

 

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平成18年度1年A組 榛名高原学校

 以前に「君に届け」という漫画本を使って、友だちの作り方について授業をした事について書きました。

 クラスに作られる子どもの世界ほど、孤独が嫌だと感じる空間はないのだなと、生徒の言動を見ていて分かるからです。

 しかし、初めのうちは、友だちになりそうな、つまり話題が一緒だとか性格が良いとかなどの大変狭い条件で友だちや親友を定義づけようとします。でも、友だちや親友というものは、常に一緒にいる人たちなのかというと、それは違います。126号の131話にあるように、クラスそのものが友だちと同じ役割を持たせる事もできます。そして、友だちと同様な安心感を生徒達に与えることもできる。要するに、クラスメイト全員が〝トモダチ〟なのです。

 このような授業や普段の担任の投げかけで、生徒は、クラスの中に友だちを見つけようとし出す。自分は、孤独なのだな、みんなも寂しいんだ、不安なんだと分かる。それが、真の他者理解だと思うのです。こうして、みんな同じような悩みがあるのだなと言う事が分かり、寄り添っていく事で、本当のクラスが作られる。D子の「このクラスやっぱ落ち着く」という言葉は、そこまで学級経営してきた担任だからこそ分かる生徒が見せた心のそこからの安堵の言葉なのです。