読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sakaT’s diary

不登校生徒が増えてきました。フリースクールが人気だとか・・・。学校は生徒にとってつまらないところ。うざいところ。・・・なのでしょうね。

287《本当に楽しいクラスってどんなクラス?》

第17章 「道徳編」

 本当に居心地の良いクラス、本当の友だちとはどういうものか。これは、中学生にとってとても大切な問題です。小学校生と違って悩みも多く親や友だち、教師と真剣な話(時にはそれがけんかかも知れませんが・・・)をし出すのが中学生です。そんな時に居心地の良いクラスで、しかも心を打ち明けられる友だちがいたら、この中学3年間は、生徒にとってとても大切な一時として心に残るのだと思います。心身共に成長するこの時期に大切な一時を送ることがどんなに大切なことかは、担任も経験としてあります。この生徒たちにもすばらしい中学校生活を送ってほしいと思い、今回は「信じること」について考えてみました。

『信じられぬとなげくよりも人を信じて傷つくほうがいい』

・人の言うことを信じないクラス
・人を傷つける笑い方をするクラス
・人のためにやろうとしないクラス
・人の揚げ足を平気な顔で取るクラス
・人の失敗を大げさに笑うクラス

 本当に居心地の良いクラス、本当の友だちとはどういうものか。上記のようなクラスにならないためには何が必要か、金八先生の「贈る言葉」を使って生徒に考えさせてみました。下の感想文を読んでみると、本当の友だち(親友)を欲しがっている生徒の多いことと、友だちが信じられないから上辺だけのつきあいで十分という疑心暗鬼の生徒がいることがわかります

 これからは心の壁をどう取り除くかが生徒の課題になるのでしょう。

A君

 今日の授業で友だちをいっぱいつくろうと思った。でも、ただいっぱいつくるのではなく、ちゃんとした親友をつくりたい。だけど、そのためには自分自身が親友にならなければならない。それができるかわからないけどがんばりたい。

Bさん

 今日の授業を受けて思ったことは、本当に私のことを思ってくれる友だちができたらいいなと思いました。私もそう思うのだから、自分も友だちに気に入られるような友だちになりたいと思いっています。だから、友だちを傷つけるようなことをいったりしないようにしなくてはいけないと思いました。なので、友だちになった人やそうでない人にも思いやりをもって接して、本当の友だちをもっとたくさんつくっていきたいと思います。

Cさん

 今日の道徳の授業はとてもいい事を教わったと思う。いい友だちとはどんな友だちの事なのかと聞かれても簡単にでてこないけど普通の友だちよりも友情が深いってコトなんだと思う。だったら、どういうものを友情というのかもよく分からない。でも今日の授業で教わった思いやりというのが友情なんだと思う。私が最近読んだ本に書かれてあったコト。自分で自分のコトを好きになれないと友だちのコトを好きになれません。他の人にとって自分が大切な存在なら友だちが自分にとって大切な存在だと気づくと思います。読んでた時はあまり意味が分からなかったけど今日の授業をやってから思い出すと少し理解できるような気がする。中学生になって、知らない人がたくさん同じ教室にいた。少し不安だったけど入学式から2週間、友だちが増えた。これはとても嬉しい。もっと仲良くなりたいと思った。私が友だちをもっと大切にしたいと思う。中学校を卒業してもずっと友だちでいれる強い友情をつくりたいです

(昼夜野中学校1年3組学級通信  平成12年4月24日(月)№3)

※生徒名、学校名は、実名ではありません。

 

 今回の道徳は、内容項目「他者との関わり」についてです。今も昔もよく耳にする出来事に、「中学校或いは高校の同級生と結婚」というものがあります。他者を意識し出す頃でもあり、自分はどう見られているかと気にし出す頃でもある。それが中学・高校あたりだということを表している典型的な例だと思います。

 そんな中学校時なので、うまくいけば気持ちも分かり合える友だちも出来れば、人の心を踏みにじるいじめも起こる・・・。でも、どっちが良いと聞けば、全部の生徒が、前者を選びます。

 でも、実は、親友ほど気を遣う他者はいないと思っています。何が好きで、何をされるのが嫌いで。誕生日はいつで、部活の試合はいつでなどなど、詳細に知っていなければならず、そしてその都度、気の利いた言葉をかけたり、物をプレゼントしなければならないのですから。

 それに対して、全くの他人は何も知らなくて良いのですから楽だと思います。それに近寄らなくて済みますし。

 ちなみにいじめは、そこに問題があります。いじめは、大体同じ教室内の生徒同士、同じ部活内の部員同士で起こります。クラスを飛び越えて、或いは違う部活動同士でいじめは起こりません。

 本来ならば、他人でいたいのに、離れていたいのに一緒にいなければならないのですから、摩擦が生じるのは必然だと思います。

 その問題点が、40名弱という小さな集団となっている学級集団の一番の課題です。小学校中学年くらいまでは、けんかが起こっても「仲良くしなさいね。はい握手!」っていうだけで仲直りしますが・・・。

 クラスの中にどれだけ他人を減らすことが出来るか。これこそ学級経営の根幹だと考えています。つまり、無理な課題が担任の学級経営に求められているといえます。

 話は変わりますが、この学級通信は平成12年のものですから、今から16年も前の記事です。そう思って数えてみたら、私の教員生活は今年度で25年になることに気づきました。小さい頃テレビで見ていたど根性ガエルの、あの町田先生と同じキャリアを積むことになります。「教師生活25年!」は、今でも思い出す名台詞です。いやぁ~、25年ってはやいですねぇ~。

 追伸、無理な課題と書きましたが、それに挑戦するのが担任の仕事です。いじめが起こる前に、このように他者を理解しようとする心情を道徳で養っておくことが絶対に必要だと思います。


武田鉄矢 贈る言葉(金スマ)