sakaT’s diary

不登校生徒が増えてきました。フリースクールが人気だとか・・・。学校は生徒にとってつまらないところ。うざいところ。・・・なのでしょうね。

157《クラスに大きなつぼみができました》

 3月26日で、いよいよ1年生も終わりです。「もう終わり?はやい!」という言葉が教室でよく聞かれるようになってきました。教室の整備もはじまり、この1年をふり返る生徒が多くなってきたのでしょう。
1年間行ってきた道徳。生徒が書いた作文は15枚にもなりました。学年便りは、今号で57号になりました。
「よし、整理をしよう!」と、年末の大掃除なみに片付けをしたら、これまた年末の大掃除なみに手を休めて、しばし生徒の作文を読みふける時間になってしまいました。「ああ!あったなぁ、こんなこと!」「そういえば、この子は、こんなことを思ってくれる生徒なんだよなぁ」・・・
 生徒にとって、今年は「はじめて」づくしの1年ということもあって、本当に一生懸命生活してくれました。そんな思いが伝わる作文ばかりです。

158≪このクラスには思いやりがない!≫
 小学校の時から一度も経験したことのないクラス替えや複数学級。その分、他と比べることの少ない生徒たちに向かって担任が言った言葉。クラスにとても重く投げかけられた言葉として、生徒たちは真っ正面から受け止めてくれました。
 高原学校であった大きな事件。女子の誰もが重く受け止めていながら、自分たちだけでは話し合いにまでならなかったとても重い事件。でも、話してみればルール違反をしていない事が分かる。責めた方も責められた方もみんなが泣いたあの一瞬。今ふり返れば、あのことがあっての今があるクラスです。
 3学期にあった友達とのトラブル。二度目の「このクラスには思いやりがない!」でも、学級委員と生徒会役員が男女の別なく真剣になって解決してくれた大きな大きな出来事。人前で泣くことがどんなに恥ずかしいことか。それなのに、クラスに涙を見せながら話をしてくれたあの一瞬。だからできた「ONE  FOR  ALL   ALL  FOR  ONE」

  一人がみんなのために、みんなが一人のために。こクラスが、ようやく周りを見だした証拠となる言葉です。

 今、クラスには大きなつぼみができました。みんなで大切にしたい大きなつぼみです。3月は別れの時ですが、我らが1年生にとっては、これからが勝負です。このつぼみを大きくきれいな花にしてください。みんなで、育てないと枯れてしまう弱々しいつぼみですが、大きな花となる日まで

「ONE FOR ALL、 ALL FOR ONE」です。

「緑山中学校 1年A組 学級通信 №57」平成19年3月9日(金))

 ※生徒名、学校名は、実名ではありません

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※この掲示物は、生徒が作ってくれました。今でも私の宝物として、毎年クラスの生徒に見せています。

  平成18年度のクラス最後の学級通信でした。小学校1年生から単学級の子ども達。同級生が沢山いる学校ならば、そこまでこじれないと思われることも大きな出来事になってしまうこともあり、人間関係には特に気を遣ったクラスでした。でも、この年の生徒達も一生懸命に担任の気持ちに応えようとしてくれた思い出深い生徒達です。

 そして・・・。

 そして、平成19年3月9日に著したこの文が、まさか1年後の平成20年4月7日に再び登場してくるとは、この時点で、全く想像していませんでした。

 

159《「緑山中学3年A組だより №1」

 あれから1年経ちました。「はぁ~、この子達ともこれでお別れか・・・」と思っていた平成19年3月9日。そんな私にとって、今日この日が来ることは夢にも思いませんでした。タイムマシーンなんかあるはずもないのに、あの時に戻れるような気持ちがしてしまいます。でも、本当に今年こそ最後なんだと自覚している自分もいます。とにかくせっかく与えられた1年間ですので、再び生徒と目指したいと思います。

 「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE  !」

  (緑山中学校 3年A組 平成20年4月7日(月))

 ※生徒名、学校名は、実名ではありません

 まさにタイムカプセルです。クラス替えなしなので、クラスにいる生徒全員が1年前のクラスと同じメンバーなのです。その生徒たちが再び自分の目の前にいるのです。本当に貴重な経験でした。
 そして、このクラスと私の本当にかけがえのない最後の1年間の幕が開けたのです。

 以上で、「第8章 最後の学期 3学期」が終了です。次は、「校外学習編」です。

 と、その前に学級便りを3つだけ紹介します。